「中古のプリウスはやめた方がいい」と言われる5つの理由|失敗しない選び方やおすすめの年式も
2024.11.24
その後Gulliverに入社し、28歳で販売台数全国TOPに。4年間店長を経験し退職。
2023年11月にSeibiiに入社し、買取・販売事業を立ち上げる。2023年12月よりBUDDCIA DIRECTに出向。
プリウスは、ハイブリット車の代表格とも言える車種で、幅広い年代に人気があります。
「燃費がよく車体が安いので中古で購入しようか悩んでいるけれど、やめた方が良いという意見を聞いて悩んでいる‥」という方も多いでしょう。
この記事では、車屋の目線で「中古のプリウスはやめた方が良い」と言われる理由や失敗しない選び方を紹介します。中古のプリウスの購入を検討されている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
「中古のプリウスはやめた方がいい」と言われる5つの理由
「中古のプリウスは購入しない方がいい」といった意見には、どのような理由があるのでしょうか?ここからは、中古プリウスはやめた方がいいと言われる4つの理由を解説します。
ハイブリッドシステムの故障が多いから
中古のプリウスは、初代モデルから最新型まで約30年ほどの差があり、よく耳にするのがハイブリッドシステムの故障です。
トヨタ車のプリウスは、シリーズ・パラレル方式といわれるシステムを採用しており、モーターとエン
ジンを併用しているハイブリッドシステムを採用しています。システムに故障が発生すると、フェイルセーフが働き走行不能となってしまい、一刻も早くディーラーへ持ち込むことが必要です。
また、ハイブリッドシステムの部品は非常に高額なため、場合によっては数十万円ほどの修理費用がかかります。
バッテリーの交換費用が高いから
トヨタ車の公式ホームページでは、バッテリーの交換コストは一般的に数十万円に上ることが記載されています。
プリウスのハイブリッドバッテリーは平均で約8〜10年、走行距離では約15万km〜20万kmと言われています。それ以上走行し続けると、車の燃料の悪化や動力性能の低下を引き起こす可能性があるでしょう。
走行距離が短い車であっても、駆動用バッテリーが劣化している可能性もあります。駆動用バッテリーの交換は、高額な金額になるため購入する際は、気をつけてください。
走行距離が長い車両が多いから
トヨタ車のプリウスは、走行性能が高く低燃費ということもあり、購入した人は中長距離を走行する方が多いです。そのため、中古車のプリウスは年式の割に走行距離が長い車両が多いケースが見られます。
また、先述したようにハイブリッドシステムや駆動用バッテリーは、経年や走行距離の長さによって劣化が進みます。
ほかにも、年数相当の走行距離の車両も多いです。中古車のプリウスを購入する場合は、「1年あたり1万km」を目安として選ぶとよいでしょう。
ロードノイズがひどくなるから
中古のプリウスには、ロードノイズがひどいといった意見が見られます。ロードノイズとは、走行中にタイヤや
車体本体から生じる騒音のことです。
プリウスユーザーレビューや専門家によると、プリウスのロードノイズはほかの車種と比べて高いと言われています。ロードノイズが高い原因としては、ドア周りや車両の床下の断熱材が薄いといったことが挙げられます。
快適な車の走行を求める場合、ロードノイズは大きな影響を与えるため、購入前は必ず試乗するようにしましょう。
リセールバリューが低いから
中古車のプリウスは「リセールバリューが期待できない」といった意見があります。新しいハイブリッド車や電気自動車の登場によって、以前よりもリセールバリューが低下しているようです。
理由として年々環境性能に優れていたり、新しい技術を取り入れている車が出現したりして、旧型のハイブリッド車の需要が減っているからと言われています。
中古のプリウスを購入する際は、再販する際値段が下がることを見込んでおく必要があるでしょう。
失敗しない!中古プリウスの選び方
「中古プリウスを失敗することなく購入したい」このような方も多いのではないでしょうか?ここからは、失敗しない中古プリウスの選び方を4つ紹介します。
バッテリーの劣化・交換歴を確認する
中古プリウスを購入する際は、バッテリーの具合や交換歴を確認するようにしましょう。プリウスの大型バッテリーは8年〜10年経過、または15万キロ〜20万キロ走行すると性能が劣化してしまい、交換するケースが多いです。また、カタログに記載されている燃費と比べて数字が大幅に低ければ、バッテリーが劣化していると言えます。
バッテリーの交換歴は、販売員に依頼すると劣化具合を確認してもらえる場合もあります。
すぐバッテリー交換が必要なプリウスを購入してしまわないためにも、バッテリーの交換歴の有無を必ず確かめてください。
修復歴のある車体は購入しない
中古プリウスを購入する際は、修復歴を確認するようにしましょう。修復歴のある車は再び故障してしまう可能性があったり、ダメージが残っていたりする場合もあります。
事故車もしくは修復歴がある車は、査定表や検査表にその履歴が示されています。修復歴のある車には査定表の総合評価に「R」や「0」が記載されているため、事故車である可能性が高いでしょう。
中古市場ではプリウスの台数は多いです。中古のプリウスに修復歴がある場合は、その車を購入するのは避け、ほかの気になる車を探すようにしましょう。
走行距離の長い車は避ける
走行距離の長い車は部品が老朽化していたり、摩擦が進んでいたりする場合が多いです。一般的な車の場合、走行距離が10万kmを超えるとハイブリッドシステムやエンジンなどの部品の劣化が見られる可能性があるでしょう。
走行距離が長いかどうかは、場合によっては目視でも確認ができます。具体的には、塗装のムラ・内装の摩擦状況・修理の跡・事故がないか、などを確認するようにしましょう。
長く乗り続けることを前提条件として中古車を購入する場合、走行距離は5万km以内のものを選ぶようにするのがおすすめです。
発売されて5年以内の年式を選ぶ
年式の古いプリウスは購入しないほうがいいでしょう。走行距離と同様、年式が古いとハイブリッドシステムや駆動系のバッテリーが劣化している可能性が高いです。
中古のプリウスを購入する場合、車検2回目のタイミングにあたる5年以内の車を選ぶのがおすすめです。5年以内であれば、大きな劣化が少なく修理や交換が必要な箇所も少ないでしょう。
しかし、年式が新しい場合でも走行距離が極端に長い車もあるので、気をつけてください。
中古プリウスのおすすめモデルと相場
「中古プリウスのおすすめのモデルを知りたい」このような方も多いのではないでしょうか?ここからは、中古プリウスのおすすめモデルと相場を紹介します。
コスパを重視するなら3代目
2009年5月に発売された3代目プリウスは、プリウスの名声を頑固たるものにしたことで知られています。3代目プリウスは、全国で3100台以上の中古車があり、価格は9.3万円〜328 万円(平均価格66.3万円)です。コスパを重視したい方におすすめのモデルです。
またハイブリッドシステムには、全体の90%を新設計した「リダクション機構付THS-II」を採用しているのが特徴です。当時では、世界最高の燃費性能を誇る車と言われていました。
中古の3代目プリウスを選ぶ際は、値段だけで選ばず、年式や過走行車など必ず確認するようにしましょう。
安心感を求める方は4代目
4代目プリウスは2018年12月のマイナーチェンジで安全性能が充実しており、予算に余裕がある方は、2019年以降のモデルを選ぶのがおすすめです。
4代目プリウスは、5400台以上の中古車が出回っています。また中古車相場は2019年式で、約230〜280万円ほどです。
2015年12月に発売された4代目プリウスは、奇妙なデザインで「歌舞伎顔」と言われていた車です。個性的なデザインのため、好みは分かれますが、走りの性能は以前のモデルよりも格段に向上している車と言えます。
より長く乗るなら5代目
5代目プリウスは、2023年に発売された最新の車です。通常のハイブリッドではなく、プラグインハイブリッドも用意されています。
プラグインハイブリッド・ハイブリッドともに現行のプリウスのどれよりも性能が高い上、現行のフォルムを引き継ぎながらも、低重心化によってよりスタイリッシュなデザインになっています。
状態の良いものだと平均価格420万円程度とかなり高価ですが、その分長く安心して乗ることができるでしょう。
中古プリウスでも、きちんと選べば問題なし
中古プリウスを選ぶ際は、ハイブリットシステムの故障やバッテリーの交換費用が高いなどの理由から、やめた方がいいという意見も見られます。
しかしバッテリーの劣化や交換歴・修復歴・走行距離などを確認し、問題がないか確かめることで、いい中古プリウスに出会えるでしょう。また、中古プリウスを購入する際は、きちんとしたところで購入するのが大切です。
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