
カーリースでよくある7つの後悔とその解決策を徹底解説|カーリースを利用する前に知っておきたいポイントやメリットも
2025.05.06
カーリースは初期費用不要で、定額料金で車に乗れるサービスです。しかし、
・実際に利用して後悔したことがある
・カーリースはデメリットだらけ
という声もあり、利用をためらっている方も少なくないでしょう。
この記事では、カーリースでよくある7つの後悔とその解決策を徹底解説!また、利用前に知っておきたいポイントやメリットもご紹介しますので、カーリースを検討されている方はぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
カーリースとは
まずは、カーリースの仕組みや特徴について解説します。
仕組みや特徴
カーリースとは、月々定額の料金を支払うことで、希望する車に一定期間乗ることができるサービスです。
大きな特徴は、車を「購入」するのではなく、「借りる」という点です。利用者が車両本体価格から契約満了時の残価を差し引いた金額を、契約期間に応じて分割で支払います。
さらに詳しく解説すると、以下のような利用者・リース会社・ディーラーの3者の契約関係になっています。
①利用者が希望する車種・グレード・オプション・契約期間などをリース会社に伝える
②リース会社がその車をディーラーから購入する
③利用者は、契約期間中その車をマイカーのように毎月定額料金をリース会社に支払う
契約期間が満了すると、利用者は車をリース会社に返却するのが一般的ですが、プランによっては再リース(契約延長)・買取・新しい車への乗り換えといった選択も可能です。
カーリースを利用してよくある7つの後悔とその解決策
ここからは、カーリースを利用してよくある後悔7つをご紹介します。
カーリースを利用してよくある7つの後悔
【後悔①】中途解約や事故による全損で違約金が発生した
【後悔②】ボーナス払いが高額だった
【後悔③】車を購入するよりも総額が高くなった
【後悔④】契約満了時に残価精算で高額な支払いが発生した
【後悔⑤】走行距離制限を超過し追加料金が発生した
【後悔⑥】汚れや傷をつけてしまい、原状回復費用が発生した
【後悔⑦】車が自分のものにならず、カスタマイズができなかった
次の項目から、詳しい内容と解決策を詳しく解説します。
【後悔①】中途解約や事故による全損で違約金が発生した
カーリースでよくある後悔の1つめは、途中解約や事故による全損で違約金が発生する場合があることです。
途中解約や事故による全損の場合、契約違反となり違約金として契約時に想定していなかった金銭的負担が生じることがあります。
特に長期契約を結んだ場合、途中での解約は高額な違約金を伴うことが多いため注意が必要です。また、事故による全損の場合も同様で保険の適用外となるケースがあり、追加の費用が発生する可能性があります。
【解決策】ライフプランに合った契約期間を選ぶ
解決策は、ライフプランに合った契約期間を選ぶことです。
自分のライフスタイルや将来の計画に合わせた契約期間を設定することで、予期しない解約や事故のリスクを軽減できます。
短期のニーズには短期契約を、長期的な使用を考えている場合は適切な契約期間を結ぶことで無駄な費用を抑えられます。特にリース会社によっては、契約期間の選択の幅が大きく異なることを理解しておきましょう。
契約前に各社の条件を比較し、解約時の違約金や保険内容を確認してリスクを理解した上で選ぶことが重要です。
【後悔②】ボーナス払いが高額だった
カーリースでよくある後悔の2つめは、ボーナス払いが高額だったことです。
カーリースは、月々の定額料金で車を利用できることが魅力です。一方で、リース会社によっては、ボーナス払いとの併用になっているケースもあります。
例えば、ボーナス払いが設定されたカーリースの場合、月々の支払いは低く抑えられても夏と冬のボーナス時には数十万円の支払いが求められることがあります。
この高額な支払いが予想外の出費と重なると家計に大きな影響を及ぼすこともあるかもしれません。特に、ボーナスを生活費や他の支出にあてている場合、急な支払いに対応できず困ることもあるでしょう。
【解決策】ボーナス払いが無いカーリースを選ぶ
解決策は、ボーナス払いがないカーリースを選ぶことです。
ボーナス払いが設定されていると、通常の月々の支払は軽減される一方で、ボーナス時期に高額な支払いが発生します。このため、予算管理が難しくなり、ボーナスが思ったよりも少なかった場合に、支払いが負担になることがあります。
ボーナス払いがないリース会社を選ぶことで、予期しない出費を避けることができるため、予算管理がしやすくなるでしょう。
【後悔③】車を購入するよりも総額が高くなった
カーリースでよくある後悔の3つめは、車を購入するよりも総額が高くなってしまうことです。
カーリースは月々の支払いが定額であるため、手軽に車を利用できる印象があります。しかし、リース契約の期間が長くなると、支払う総額が車両本体の購入価格を上回ることがあります。これは、リース料金にメンテナンス費用や保険料が含まれているためです。
例えば、ある車両の購入価格が300万円の場合、5年間のカーリース契約を結んだとします。この場合、月々のリース料金が5万円であれば、総額は300万円です。
しかし、実際にはリース契約に伴うメンテナンス費用や保険料などが加算されるため、最終的な支払いが350万円〜400万円程度になってしまいます。また、リースの期間が長くなると、これ以上に多く支払いを行う必要があります。
このように、結果的に総額が高くなってしまうこともあるので注意が必要です。
【解決策】長期契約で月々の負担を抑えられるカーリースを選ぶ
車を購入するよりも総額が高くなったことによるカーリースへの後悔の解決策は、長期契約でも月々の負担を抑えられるカーリースを選ぶことです。
そうすれば、総額が高くなるリスクを軽減し、経済的な負担を分散させることができます。
【後悔④】契約満了時に残価精算で高額な支払いが発生した
カーリースでよくある後悔の4つめは、契約満了時に残価精算で高額な支払いが発生したことです。
カーリースでは、契約時に車両の残価(契約終了時の予想価格)が設定されています。契約満了時に、その残価と実際の車両の価格に差がある場合、差額を支払う必要があります。このため、思わぬ出費が発生し、経済的な負担となることがあるのです。
例えば、リース契約時に設定された残価が80万円だった場合、20万円の差額を支払わなければなりません。このようなケースでは、契約時に残価が適正であるかどうかを十分に考慮しないと、予期せぬ出費に直面することとなります。
【解決策】残価精算のないカーリースを選ぶ
契約満了時に残価精算で高額な支払いが発生したことによるカーリースへの後悔の解決策は、残価精算のないカーリースを選ぶことです。
カーリースには「オープンエンド契約」と「クローズエンド契約」の2種類があります。
オープンエンド契約では、契約満了時に残価精算が行われ、実際の市場価値に基づいて差額を支払う必要があります。一方、クローズエンド契約では、契約時に設定された残価に基づく精算が行われず、契約満了時に追加の支払いが発生することはありません。
クローズエンド契約を選ぶことで、契約期間満了時の予期しない支出を避けることができます。特に車両価格が変動しやすい場合には、契約方法に注意しましょう。
【後悔⑤】走行距離制限を超過し追加料金が発生した
カーリースでよくある後悔の5つめは、走行距離制限を超過し追加料金が発生することです。
多くのカーリース契約には、月間または年間走行距離の制限が設けられています。この制限は、車両の価値を維持するために設けられており、超過した場合には1キロメートルあたりの追加料金が発生します。契約時に走行距離を過小評価すると、想定外のコストがかかる可能性があるのです。
例えば、月間走行距離制限が1,000キロメートルのカーリース契約を結んだのに月に1,500キロメートル走行した場合、500キロメートルの超過分に対して追加料金が発生します。
仮に超過料金が1キロメートルあたり10円だとすると、毎月5,000円の追加料金がかかる結果に。3年間超過し続けると、追加料金は合計で18万円にもなります。このように、走行距離制限を軽視すると、予想以上の経済的負担がかかることになります。
【解決策】自分に合った走行距離制限が設定されているサービスを選ぶ
解決策は、自分に合った走行距離が設定されているサービスを選ぶことです。
自分の平均的な走行距離を把握し、走行距離が多い場合は追加料金が発生しないプランや走行距離の上限が高いプランを選んでも良いでしょう。
一部のカーリース会社では、走行距離の変更が可能なプランも提供しているので、自分に合った走行距離が設定されているサービスを選ぶことをおすすめします。
【後悔⑥】汚れや傷をつけてしまい、原状回復費用が発生した
カーリースでよくある後悔の6つめは、汚れや傷をつけてしまい、現状回復費用が発生することです。
カーリース契約では、車両を返却する際に、契約時の状態に戻すことが求められます。その際、汚れや傷があると、原状回復費用が請求されることがあります。特に通常の仕様では避けられない小さな汚れや傷も、契約条件によっては追加料金の対象となることがあるのです。
例えば、子供が車内で飲食物をこぼしてシートに汚れをつけてしまった場合や、車をこすって傷がついた場合、クリーニング費用や修理費用を請求されることがあります。このように、汚れや傷に対する意識が不足していると、予想外の出費が発生し、カーリース契約に対する後悔につながることがあります。
【解決策】原状回復費用をカバーできるプランを選ぶ
解決策は、原状回復費用をカバーできるプランを選ぶことです。
原状回復費用をカバーするオプションやプランが存在します。それに加入することで、返却時に発生する可能性のある汚れや傷に対して、追加料金を心配する必要がなくなります。また、こうしたプランは、通常の仕様による軽微な損傷もカバーしている場合が多いため、安心して車を運転することができるでしょう。
【後悔⑦】車が自分のものにならず、カスタマイズができなかった
カーリースでよくある後悔の7つめは、車が自分のものにならず、カスタマイズができないことです。
カーリース契約では、車両はリース会社の所有物であるため、個人の好みに応じたカスタマイズが制限されています。自分のスタイルやニーズに合わせた装飾や機能を追加できないことで、満足感が得られないことがあるかもしれません。
ホイール・シートカバーを好みに合わせて変更したいと思っても、その自由がないため、車内の雰囲気を自分好みにできないなどの不自由が生じてしまいます。
【解決策】車が自分のものになるカーリースやプランを選ぶ
解決策は、車が自分のものになるカーリースやプランを選ぶことです。
一般的なカーリースでは、契約期間終了後に車両を返却するため、所有権がなく自由なカスタマイズができません。しかし、最近では購入オプションやリース契約終了後に車両を譲り受けることができるプランも増えてきています。これらのプランを選ぶことで、契約終了後に車両を自分のものとして所有できるため、カスタマイズや改造が可能です。
後悔しないカーリース利用のポイント
カーリースの仕組みやプラン内容について、よく知らないまま契約して後悔するケースがあります。続いて、カーリース利用で後悔しないために抑えておくべき利用のポイントを大きく3つご紹介します。
車にのらない月も支払いの必要がある
1つめは、車に乗らない月も支払いの必要があることです。
カーリース契約では、基本的に契約期間中は毎月のリース料金が発生します。たとえその月に車を使用しなくても支払いが続くため、無駄な出費となる可能性があります。
特に旅行や出張などで長期間車を使用しない場合、リース料金を負担に感じる可能性があるため、契約前に自分のライフスタイルや使用頻度を考慮し、必要なプランを選ぶことが重要です。
事故を起こした場合修理費用は自己負担になる
2つめは、事故を起こした場合の修理費用は自己負担になることです。
カーリース契約において、車両が事故にあった場合、修理費用は基本的に自己負担です。保険を適用できる場合もありますが、自己負担額が発生することもあります。
契約時に保険の内容や自己負担額について十分に確認し、必要に応じて追加の保険に加入することや、事故のリスクを軽減するために、安全運転を心がけることが大切です。
利用するには審査に通らなければならない
3つめは、利用するには審査に通らなければならないことです。
カーリースを利用する際には、リース会社による審査が行われます。この審査では、信用情報や収入状況がチェックされ、基準を満たさない場合は契約できないことがあります。
審査基準はリース会社によって異なるため、事前に複数の会社を比較し、自分に合ったプランを探すことが重要です。また、信用情報を改善するために日頃からの金銭管理や返済履歴の見直しを行うことも有効です。
デメリットだけじゃない!カーリースのメリット
これまでカーリースを利用して後悔することなど、主にカーリースのデメリットやその対策ポイントについて解説してきました。しかし、カーリース利用には、もちろんメリットもあります。
ここでは、カーリースのメリットを5つご紹介します。
高額な初期費用がなくても新車に乗れる
1つめのメリットは、高額な初期費用がなくても新車に乗れることです。
車の購入には、まとまったお金が必要になります。一括払いの場合はもちろん、分割払いの場合には頭金が必要な場合も多いでしょう。例えば、頭金は車両本体価格の20〜30%が一般的で、例えば車両本体価格が200万円の車の場合には40〜60万円が相場です。
まとまったお金を用意する必要がなく、マイカーのように車を利用できることはメリットといえるでしょう。
購入時と同じように自由に選んだ新車に乗れる
2つめのメリットは、購入時と同じように自由に選んだ新車に乗れることです。
カーリースでは、さまざまなメーカーやモデルから自分の好みに合わせて新車を選ぶことができます。家族のライフスタイルに合わせてSUVを選んだり、通勤用にコンパクトカーを選んだりできます。
また、特定のオプションやカラーを選ぶことも可能で、自分だけの車を持つ感覚を楽しむことが可能です。
期間や用途に合わせて手軽に乗り換えられる
3つめのメリットは、期間や用途に合わせて手軽に乗り換えられることです。
カーリースでは、契約期間が通常2年から5年と設定されており、その期間が終了した際に新しい車に乗り換えることができます。
「家族が増えたので、広いミニバンに乗り換えたい」「通勤スタイルが変化したので、燃費の良いコンパクトカーに乗り換えたい」など、ライフスタイルやニーズの変化に応じて柔軟に対応できるのは嬉しいですね。
利用料金を経費計上できる
4つめのメリットは、利用料金を経費計上できることです。
カーリース契約においては、月々のリース料金が経費として計上できるため、税金の負担を軽減できます。特に法人や個人事業主にとっては、経費計上が可能なため、資金繰りが楽になります。
不定期な出費を抑えて家計の管理を楽にできる
5つめのメリットは、不定期な出費を抑えて家計の管理を楽にできることです。
カーリースでは、月々のリース料が固定されているため、タイヤ交換・車検・突発的な故障などの不定期なコストを回避することができます。
カーリースは自分に合った選び方で、デメリットを避けられる!
今回は、カーリースでよくある後悔やその解決策について解説しました。カーリースは、賢く選べばデメリットを避けることが可能です。
ただし「高額な初期費用なしで新車に乗れる」というメリットがある一方で、現場復帰の必要や走行距離による追加料金の支払いなど、デメリットが数多くあるのも事実です。
コスパを求めるのであれば、中古車の購入も視野に入れてみても良いかもしてません。
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